ユニフレーム ミニロースター
三度の飯より米の飯が好きなので、キャンプであろうが毎朝米を炊く。
たとえ出発が遅れることになったとしてもだ。
以前はMSRのDragonflyを使用していた。とろ火が使えて炊飯には重宝した。
しかし、Dragonflyは五月蠅い。静かな朝の気分が台無しになるぐらい五月蠅い。
なので、MSR Whisperliteを使うようになったのだが、今度はとろ火が使えない。
調べてみると、Whisperliteでとろ火を使う方法なんてのも見つかるのだが、私にはとても面倒くさいことに思えた。
というわけで、ユニフレームのミニロースター。
米は無洗米。寝る前に水に浸しておく。
朝起きてコーヒー用に湯を沸かす。
湯を沸かし終えたら、米の入った鍋と入れ替える。火は”Whisperliteなり”の中火。
沸騰したら、”Whisperliteで精一杯”の弱火にして、ミニロースターを挟む。
あとは聴覚と嗅覚をフル稼働。よきところで火から鍋を下ろし、米をぶちまけないよう注意しながら鍋を逆さにし、15分ほど蒸らす。
蒸らしている間におかずを用意したり、味噌汁用の湯を沸かす。
準備が終わった頃には米も食べ頃で、コーヒーも呑み終わっている。
以前はトランギアのメスティンを使っていたが、スノーピークのランダーブラックに替えてから、後片付けも早く済ませられるようになった。
テフロン加工様々である。
朝の炊飯は、時間がかかると敬遠されがちなようだが、こんな調子で毎朝繰り返していると、さほど時間がかかっているようには思えない。
まぁ米よりパンが好き…とか、朝は喰わない…って人に無理にオススメするつもりはないが。
このロースター。炊飯だけではなく、これからの季節は鍋料理にも便利だ。
鍋と火の距離を稼げるだけでなく、”Whisperliteで精一杯の弱火”が安定するのは輻射熱の影響か。
できあがった鍋料理を、のんびりつつくのにも最適だ。
そんなこんなで、なかなか重宝している。私が赤ガスを使うので、本来のロースターとして使われることが全くないのが不憫であるが…