SUZUKI V-Strom650ABS(2013)

DSC06822道具について書いていくと予告したので、まずは単車から。

20年振りに単車を買うと決めて、各社のサイトを覗いてみたら、酷い状態だった。
エンジンは規制で骨抜きにされているし、デザインもパッとしない(45歳のオッサンから視て)うえに個性もないから、シャッフルしたらどのメーカーの単車かわからない。

そんな状況で
• 未舗装の道でも躊躇せず入り込める
• 航続距離が長い -> ガソリンタンクが大きい
• 長距離を走っても、疲れにくい
• 荷物を積みやすい
• 乗る人間が、規格外の大きさなので大柄な車体
• 外車は除外。そもそも高くて手が出ない。
• 旧車も除外。帰って来れないじゃ、話にならない。(魅力的な車種が多いけど…)
こんな条件で探してみたら、このV-Stromしか選択肢がなかった。

この単車、お世辞にも器量よしとは言えないし、なにかひとつ尖ったところがあるわけでなし、乗っててワクワクする部分があるわけでもないが、上記の条件を全て満たしているオールラウンダーとでも言うべきか、欠点らしい欠点がない。
ワクワクする部分がないと言っても、単車に乗るってだけで楽しいのだ。これで問題なし。長いつきあいになると思う。

20年振りの単車なので、他車種と比較はできない。
パワーがどうの、コーナリングがどうのって話が聴きたいのなら、他を当たった方がいい。

身長18xcm 体重0.1tの筆者からすると…
• 足つきは両足ついて踵がわずかに浮く程度。ちょうど足を下ろしたところにステップがある。
• 上半身はほんの少し前傾になるが、基本的に直立。白バイ乗りに近いかも。
• 標準体型の人は少しもてあますかも知れないが、とても楽なポジションで、シートの出来も悪くなく、500Kmを1日で走ったこともあるが、尻は痛くならない。

○な点
• ライトはクルマ並みに明るいので、夜間も安心して走れる。
• 3段階に高さ調節可能なスクリーンを1番上にセットして走っているが、まぁこんなもんでしょう。完全に無風とまではいかない。
• ハンドルマウントのミラーはスピードを上げてもブレることなくよく視える。
• オフ車並み…とはいかないが、未舗装路もそれなりに走ってしまう。
• エンジンは…650ccってこんなもんかな。Vツインだけど振動少なめ。
• 燃費は23~30km/L。5000回転以上まわすと悪化する。ちんたら走ってる分には20Lタンクでで500km以上走る。

△な点
• 普通はパッシングのボタンがあるところに、メーターの機能切り替えが割り当てられてるため、パッシングがしにくい。
• フロントのフェンダーは、下にあと5cm欲しかった。リアは合格。
• エンジンの左側だけがプラスチックのカバーで覆われている。
• 荷掛フックがキャリア部分にしかないため、タンデムシートに荷物が積みにくい。
• やはり、デジタルのメーターは好きになれない。多機能で便利ではあるのだが。
• 眺めてニヤニヤできる単車ではない。もう慣れたけど、最初はメフィラス星人かと思った。
• 全体的にプラスチッキー。磨く楽しみはない。

総じて、野宿道具を積んで、のんびり遠くへ行くための単車だと思う。
今後は箱(ホムセン箱ではなく、サイドパニア)を取り付ける予定。