3日目〜小河原湖畔キャンプ場
3日目。
なんだかガヤガヤ五月蠅い。クルマのドアを開け閉めする音がひっきりなしに聞こえる。そして、熊よけの鈴の音。
寝ぼけた頭では一瞬なんのことか分からなかったが、ここ、姫神山一本杉園地キャンプ場は登山口のすぐそばらしい。
そういえば週末だった。天気もいいし、そりゃヒトも涌いてくるわな。
せっかくの静かな朝が台無し。群れた年寄りどもの傍若無人さは、なんとかならんものか。
どうせ言っても分からんだろうし、無視を決め込んでいつものように米を炊き飯を喰う。
納豆と味噌汁と白米。日本人でよかったと思う朝食だ。
姫神山一本杉園地キャンプ場は無料。
サイトは段々畑のように区切られていて、一番上の汲み取り式のトイレに行くには、かなり急勾配を登らなければならない。
サイト内の通路は、ちょっとゆるいところもあるので要注意。
食べたら撤収。
来た道を引き返し、ふもとまで下りたらR4を北上して青森県を目指す…つもりだったが、途中、工事で随分と迂回させられる。
だが、そのおかげでいい景色に出逢えたので、単車を停めて1枚。
R4に出てすぐに、コンビニの駐車場の片隅を借りて、チェーンに注油。
チェーンの潤滑にルブではなくオイルを使っているので、本当は毎日注油した方がいいのはわかっているのだが、センタースタンドを立てられるような固い地面がキャンプ場になかったりで、なかなか毎日とはいかない。家に帰ったらスコットオイラー的なモノを検討してみよう。
チェーンも静かになったので、R4をのんびりと北上。
一戸で八戸自動車道にぶつかったので、一気に八戸へ。
八戸に着いた頃には、小河原湖畔キャンプ場に泊まることに決めていた。
チェックインには少し早い時間に着いたので、近くの道の駅でしじみラーメンを食う。
美味かったけど、以前食った十三湖のソレほどではなかった。
そうなると、是が非でも十三湖に行ってみたくなってきた。
翌日は、台風の接近で午後から雨らしいので、連泊するつもりで2泊分の料金を払う。
料金は2泊で1100円。トイレは水洗。水場もキレイ。歩いて行ける距離に風呂もある。そして、ゴミを捨てさせてくれるのがありがたい。
1泊数百円でゴミが捨てられるなんて、富士山辺りの高い料金を取るくせにゴミも捨てさせてくれないキャンプ場に、爪の垢でも煎じて吞ませてやりたいものだ。