6日目〜再起動 龍飛崎へ
フェリーの時間は10:30だが、ホテルにいてもしょうがないし、時間が余るなら仏ヶ浦を経由してみようと7時過ぎに出発。
朝飯と撤収作業がなければ、こんな早い時間に出発できるのか。
9時前に仏ヶ浦に到着。
実は初めてではないのだが、前回訪れた時は下まで下りる時間が取れなかった。
細い階段を10分以上下り、下まで下りる。
ものすごい世界が広がっていた。
時間を忘れ、暫し立ち尽くす。こりゃ、船越英一郎だって腰が引けるだろう。
我に返り、下りてきた階段を15分ほどかけて上る。
元の駐車場まで帰ってきた時には、息が切れていた。
息を整え、フェリー乗り場に向かおうとしたが、ナビの設定を間違っていたせいで到着が予定より30分以上遅れることが判明。
フェリーの出発が10:50。チェックインは10:30までに済ませなければならない。で、設定をなおしたナビの到着予想時間が11:05なのだ。
キャンセルも考えたが、考えてみればここは下北半島の端。都心のように渋滞もなければ信号も少ないはず。
キャンセルはギリギリまで踏みとどまることにして、とりあえず走り出す。
焦る気持ちは抑え込み、無理のない、いつもより少しだけのペースアップで走る。
予想は当たり、10:31到着。
1分の遅刻に詫びを入れたが、快くチェックインの手続きをしてもらえた。
ホッとしたのもつかの間、単車でフェリーに乗るのは初めてだったということに気付く。
船に乗り、係の人に初めてであることを大声で伝え、導いてもらう。
定位置につけるまでが私の仕事。後は二人がかりでがっちり固定してもらった。
単車の客は私1人。あとは観光バスが2台と乗用車が1台。
船は1時間ほどで津軽半島側に到着。
海沿いの道をのんびりと走り、13:31龍飛崎に到着。
駐車場脇の食堂を覗いたら、ホタテラーメンなるものがあったので、思わず注文。
この日は朝飯を食ってなかったので、とても腹が減っていたのだ。
一口啜ったとたん、この後、十三湖に寄ってしじみラーメンを食べるつもりでいたのを思い出す。
しじみラーメンは残念なことになってしまったが、龍飛崎のホタテラーメンも肉厚のホタテが3個も入っていて、とても美味かった。
ハラも膨れたところで、世にも珍しい階段国道を歩いてみる。
調べてみたら、国道だからといって必ずしも車が通れるようにしなければならないという規定はないそうだが、こんな民家の軒先を通っててもいいのか、不思議に思ってしまう。
さて、当初予定していた場所は全て訪れたことだし、気持ち的にはここから帰り道。
十三湖に後ろ髪を引かれながらR339を南下し、五所川原市内のキャンプ場でテントを張る。
いつものように飯を食い、酒を呑み、21時就寝。